建売とは〜建売住宅と注文住宅の違いって?費用や12つのメリットと10つのデメリット

マイホームの購入を検討している人で「建売住宅」と「注文住宅」どちらにするか迷っている人も多いのではないでしょうか。

どちらを選ぶかによって業者選びや家づくりの進め方、予算も変わってきますので、非常に大事なことです。

「建売住宅の詳しいメリット・デメリットについて知りたい」「建売住宅と注文住宅はどちらが高いの?」など、情報量が少ないことが理由で決めきれない人も多いことでしょう。

そこで今回は、建売住宅のメリット・デメリットを中心に、注文住宅との価格の違いなどについて紹介しています。

【1】一戸建ては「建売住宅」か「注文住宅」
【2】建売住宅の12つのメリット
【3】建売住宅の10つのデメリット
【4】注文住宅の主なメリット
【5】注文住宅の主なデメリット

この記事をご覧いただくことで、建売住宅への理解が深まり、注文住宅との違いがより明確になりますので、参考にしてください。

また、本文に入る前にあなたに一つ質問をさせてください。

「ハウスメーカーを選ぶ際に最も大事なことは何だと思いますか?」

もちろん正解は一つではありませんが、私は「しっかりとハウスメーカーの特徴や違いを理解し、比較・検討した上で絞り込むこと」だと考えています。

住宅業界で働いた経験があるような人以外は、ハウスメーカー毎にどういった違いがあるのか理解している人は少ないはずです。

それぞれの会社の坪単価やデザイン性の違い、耐震性や気密性・断熱性、購入後のアフターフォローに間取りの自由度、木造なのか鉄骨造なのかなど違いは多岐に渡ります。

事前にしっかりと情報収集を行わずに、いきなり住宅展示場等に足を運び、フィーリングで依頼するハウスメーカーを決めてしまう。

このような人は、「もっと自分の条件にあったハウスメーカーがあった・・・」と後から気づき、一生後悔するような羽目になります。

マイホームは人生でもっとも大きな買い物です。面倒だからといって事前の下調べや比較・検討を怠ることは絶対にやってはいけません。

ネットでの情報はもちろんのこと、より一次情報に近い信頼性の高い情報に多く触れるようにすることで、ハウスメーカーを選ぶ目が養われていきます。

またハウスメーカーの多くは、無料でカタログや資料請求ができるので、少しでも気になった業者からは積極的に資料を取り寄せるようにしましょう。

(カタログや資料の中には、Webサイトには掲載されていないより具体的で有益な情報が掲載されています。)

最初のころはどのハウスメーカーもそれぞれよく見えるのですが、情報を仕入れていくにつれ、それぞれの違いや自分にとっての良い・悪いが分かるようになるので。

ただし、何社ものハウスメーカーにいちいち資料請求をするのは、面倒ですし手間がかかるもの。

最近ハウスメーカーを選ぶ人の中で主流になっているサービスが、無料カタログ一括請求サービス」です。

0からハウスメーカーを絞り込まなくても、予算やローコスト住宅などのテーマ、建築予定のエリアを選ぶだけで、条件にあったハウスメーカーがピックアップされます。

利用料はもちろん無料ですし、資料請求をしたからといって、迷惑でしつこい営業に悩まされる心配もありません。

少しでも気になったハウスメーカーがあればひとまず資料を請求してみることで、最初は考えてもいなかったハウスメーカーの中に、自分の条件とぴったりマッチした出会いがあることも多いです。

大手や地場の工務店などの先入観を取り払い、フラットな目線でいろいろな情報を取り入れてみてください。

しっかりと比較・検討を重ねた上で依頼したハウスメーカーであれば、間違いなく依頼後も納得がいくはずです。

スマホやPCから3分もあれば依頼ができるので、ほんの少しの手間を惜しんで、一生後悔するようなことの無いようにしてくださいね。

それではここから、本文に入っていきましょう。

【1】一戸建ては「建売住宅」か「注文住宅」

マイホームとして一戸建てを選択する場合、「建売住宅」と「注文住宅」の大きく2つに分けることができます。

ここでは、建売住宅や注文住宅の基本的な特徴や価格の違いについて見ていきましょう。

建売住宅とは

建売住宅は、土地と建物が一緒に販売されている分譲住宅のことです。

販売業者が土地を購入し、家を設計・デザインして販売します。「◯◯ニュータウン」「◯◯新規開発エリア」など、1〜2戸の販売ではなく、数十戸の建売住宅を販売していることも多いです。

価格が安いうえに実物を確認でき、すぐに入居できるなど、さまざまなメリットがあります。

注文住宅とは

注文住宅は、施主の要望に合わせてつくるオリジナルの新築住宅のことです。

建売住宅のようにデザインや設計、仕様が決まっていないため、予算や法令の範囲内で自由に決めることができます。

間取りや外観デザイン、内装デザイン、設備などにこだわりたい人が建てるケースが多いです。

建売住宅よりも価格が高い傾向がありますが、要望やライフスタイルに合った家づくりができ、施工会社も選べるなどのメリットがあります。

建売住宅と注文住宅の価格

国土交通省の「平成29年度 住宅市場動向調査」によると、建売住宅と注文住宅の平均購入価格は以下のようになっています。

・建売住宅 3,840万円
・注文住宅 4,472万円

※三大都市圏

地域が限られ、平均価格ではありますが、その差は約630万円です。

また、平均世帯年収は、注文住宅購入者が734万円、建売住宅購入者は701万円となっています。

注文住宅は平均世帯年収の約6年分、建売住宅は約5.4倍です。

地域によって、平均購入価格は変わってきますが、基本的に建売住宅より注文住宅の方が高くなります。

建売住宅と注文住宅の主な販売業者

建売住宅や注文住宅の販売業者には、「ハウスメーカー」や「工務店」「設計事務所」などがあります。

それぞれで特徴が異なりますので、マイホームを検討している場合は、しっかりと把握をしておきましょう。

特徴を知ることで、業者選びや家づくりを進めやすくなります。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは、大和ハウスや積水ハウス、セキスイハイム、トヨタホーム、ヘーベルハウス、住友不動産、三井ホーム、住友林業などの大手もあれば、中小規模のメーカーもあります。

規格化・システム化が進んでいるため工期が短く、最新の工法や設備が採用されていることが多いです。

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引渡しから30年〜50年など、入居後の長期保証・アフターサービスを実施しているところも多いため、長く安心・安全・快適に暮らすことができます。

提携サービスも充実していて、さまざまな恩恵を受けたりもできます。

工務店

工務店は、地域に根付いた営業をしているのが特徴です。

ハウスメーカーほど制約がないうえに、割安な価格で販売されています。

設備や仕様の変更にも柔軟に対応してくれたり、入居後に困ったことがあれば、すぐに駆けつけてくれるなど、小回りがきくのも魅力です。

昔ながらの職人さんも多く、コミュニケーションと取りながら家づくりをしていくことができます。

設計事務所

設計事務所は「設計」と工事の「監理」をおこない、設計力や提案力が高いのが特徴です。

設計・デザインの自由度が高く、敷地条件が悪い場合でもしっかりと対応してくれます。

設計者と直接やりとりができますし、施工会社選びの相談に乗ったり、アドバイスをしてくれたりもします。

工事現場を監理してくれるため安心です。仕様や設備にも制限がないため、自分たちの要望・ライフスタイルに合った家づくりを実現できます。

【2】建売住宅の12つのメリット

建売住宅には、注文住宅にないメリットがたくさんあります。

どのようなメリット・特徴があるかを知ることで、より比較検討がやりやすくなります。

ここでは、以下12つのメリットについて紹介しますので、一つひとつ見ていきましょう。

1.すぐに入居できる
2.実物を見て判断できる
3.土地と建物をまとめて購入できる
4.注文住宅より価格が安い
5.街全体が開発され利便性がよい物件も多い
6.打ち合わせ回数が少ない
7.スピーディーに購入できる
8.部材や色など決める必要がない
9.住宅ローンの相談事項が少なく簡単
10.資金計画が立てやすい
11.近所の人たちも同じ時期に入居する
12.万人受けする間取り・仕様なので売りやすい

それでは、1つ目のメリットから解説していきます。

1.すぐに入居できる

建売住宅のメリットの1つが、すぐに入居できることです。

既に建物が完成しているため、契約をすればいつでも好きなタイミングで入居できます。

「子供の入学に間に合わせたい」
「部屋が手狭になったため、できるだけ早くマイホームで暮らしたい」
「家が完成するまで何ヶ月も待てない」

など、さまざまな理由でマイホームでの生活を早く始めたい方におすすめです。

注文住宅の場合は、土地探しや業者探しから始まり、何度も打ち合わせを重ねて設計・デザインをおこない着工します。

そして、マイホームにこだわればこだわるほど、完成までの期間が長くなります。

業者に依頼をして完成するまでに1年以上かかるケースもあるなど、時間に余裕がないと難しいです。

建売住宅であれば、賃貸住宅並みのスピード感で契約〜入居を進めることができます。

さまざまなライフステージに合わせて、安心して新しい環境で生活を始めることが可能です。

2.実物を見て判断できる

建売住宅は、購入する前に、これから暮らす家を隅々まで見たうえで判断できるのがメリットです。

注文住宅の場合、完成後の家を見て契約することはできません。

パースやCG、過去に設計事務所が建てた家、住宅展示場・モデルハウスなどを見て判断する必要があります。

パースやCGからは実際の質感など確認できませんし、過去に業者が建てた家を見学しても自分たちの建てる家とはデザインや仕様が異なります。

住宅展示場・モデルハウスもデザインが異なりますし、大抵オプション装備だらけで非日常的な豪華なものとなっています。

そのため、たくさん要望を取り入れて家づくりをしても、「思っていたものと違った」「もっと部屋が広いと思っていた」「イメージしていた色味・雰囲気と違う」など、イメージとのギャップに困惑してしまうことは少なくありません。

一方、建売住宅の場合は、既に建物が完成しているため、部屋の広さや壁や床、建具の色味や雰囲気、各設備や生活導線、扉の開け方、キッチンカウンターの広さ、洗面化粧台の収納スペース、ベランダの広さ、昼間の日当たりや景観、外観デザインなど、すべて実物をチェックしたうえで購入できるため、購入後に「イメージと違った」ということはほとんどありません。

3.土地と建物をまとめて購入できる

建売住宅のメリットの1つが、土地と建物をまとめて購入できる点です。

注文住宅の場合、まずは自分たちで土地探しをおこなう必要があります。

土地探しに時間がかかりますし、必ずしも希望の条件に合う土地が見つかるとは限りません。

そして、土地探しとは別に、ハウスメーカーや設計事務所選びをする必要があります。

建売住宅の場合、建物と土地がセットで販売されているため、土地探しをする必要がありません。

また、販売業者が広い土地を仕入れ、分割して売りに出していることが多いため、通常よりも安く購入できる可能性があります。

販売業者としては売れないと困るため、立地がよい物件も多いです。

土地と建物セットで購入できることで、土地探しの手間と労力を省くことができ、コストも安く抑えられる可能性があります。

4.注文住宅より価格が安い

建売住宅は、注文住宅よりも価格がリーズナブルな点がメリットです。

注文住宅は何度も打ち合わせをおこない、自分たちオリジナルの設計・デザインをつくって、設備や部材も個別に仕入れます。

打ち合わせ〜着工まで、着工〜竣工までの期間も長いため、人件費もかさみます。

そのため、建築コストが高くなりがちです。

しかし、建売住宅の場合は、建物の打ち合わせに施主が入ることはありませんし、同じような住宅をたくさん建てるため、材料や設備をまとめて一括仕入れをおこなうことでコストを軽減しています。

また、工期も短いため、人件費も安く抑えられます。

そのため、注文住宅よりも遥かに安い価格で購入することが可能です。

「住宅ローンの返済額は極力安く抑えたい」
「住宅費以外のことにお金を使いたい」

など、費用を抑えたい方にもおすすめです。

「平成29年度 住宅市場動向調査」によると、注文住宅の購入資金は平均4,472万円(三大都市圏)で、分譲戸建住宅の購入資金は平均3,840万円です。

仮に35年返済で固定金利1.7%、頭金・ボーナス払いなし、元利均等返済の場合、毎月返済額や総返済額は以下のとおりです。

●注文住宅4,472万円

毎月返済額14万1,348円
総返済額5,936万6,421円

●分譲戸建住宅3,840万円

毎月返済額12万1,372円
総返済額5,097万6,519円

平均額で比べた場合でもこれぐらいの差がありますが、地域によってもっと大きな差が生じます。

5.街全体が開発され利便性がよい物件も多い

建売住宅は、販売業者が新規開発地に建てることも多いです。

広大な敷地が整備され、道路や歩道もきれいで、コンビニやスーパー、保育園や学校、病院、バス停、駅などが近くにあったりします。

販売業者としても利便性の悪い場所で建売住宅を販売しても売れないため、利便性のよい場所に住宅を建て販売するのです。

注文住宅で土地探しをする場合、利便性の悪い土地しか購入できないこともありますが、建売住宅であればある程度利便性のよい場所でマイホームを持つことが可能です。

6.打ち合わせ回数が少ない

注文住宅の場合は、設計・デザインの段階から何度も打ち合わせを重ねる必要があります。

そのため、大変な時間と手間がかかるものです。

しかし、建売住宅の場合は、設計・デザインの段階から打ち合わせに入る必要がありません。

何度も打ち合わせをすることは非常に大変なことですが、そういった手間や労力を省くことが可能です。

7.スピーディーに購入できる

建売住宅は、手続きが簡単でスピーディーに購入できるのもメリットです。

注文住宅の場合は、業者探しや土地探し、土地契約、建物計画などを経て契約となり、契約までに1ヶ月以上はかかります。

建売住宅の場合は、見学に行き気に入る物件があれば、その日のうちに契約することも可能です。

すぐに入居できるだけでなく、すぐに購入できるスピード感も建売住宅の大きなメリットです。

8.部材や色など決める必要がない

注文住宅の場合、床や壁、建具、外観、屋根、、、など、さまざまな部材や色などを決める必要があります。

自分たちで部材や色を決めるのは、楽しいだけでなく大変な作業です。

予算など、いろいろな制限があるなかで妥協点を見つけていかなくてはなりません。

部材や色を選ぶことで、夫婦ゲンカが起きる。。。なんてことも珍しくはないことです。

建売住宅の場合は、既に建物が完成しているため、部材や色を細かく選ぶ必要がありません。

販売されている家の雰囲気をそれぞれチェックして、選ぶだけでいいのです。

細かい部分を考える必要がないため、ストレスも軽減できます。

9.住宅ローンの相談事項が少なく簡単

建売住宅のメリットの1つが、住宅ローンの手続きが簡単なことです。

土地代・建物代の価格が決まっているため、注文住宅のように途中で予算が変動することがありません。

そのため、金融機関とローンのことで相談することも少なく、申し込みをスムーズに進めることができます。

特に販売業者提携の金融機関であれば、物件についても把握しているため、よりスムーズに進めていくことが可能です。

住宅ローンを急いでいるときでも安心です。

10.資金計画が立てやすい

資金計画を立てやすいのも建売住宅のメリットです。

注文住宅の場合は、工事途中で予算が変動することもありますが、建売住宅の場合は既に建物が完成した状態で契約するため、追加でコストがかかる心配がありません。

想定外の費用が発生する可能性が低いため、資金計画が立てやすく、計画通りにマイホーム購入を進めていくことができます。

11.近所の人たちも同じ時期に入居する

建売住宅は、新規開発地でたくさん販売されることが多いです。

そのため、そのエリアに住む人は、ほとんど同じ入居時期となります。

そのため、「昔から住んでいる人たちのグループがあり入りづらい。。」ということがありません。

みんな同じタイミングで新生活が始まるため、近所付き合いもしやすいのが魅力です。

また、大抵の開発エリアでは子育てをしているファミリー層が多いため、子供も友だちを作りやすい環境と言えます。

12.万人受けする間取り・仕様なので売りやすい

建売住宅のメリットの1つが、売りやすいことです。

注文住宅は、施主の要望やライフスタイルに合わせて間取りやデザインが決められるため、施主以外の人にとっては住みづらいことが多いです。

個性的なデザインの家も多く、好みも分かれてしまいます。

建売住宅の場合は、基本的に万人受けするデザインや仕様となっています。

外観デザインや内装デザイン、建具や設備など、好き嫌いが分かれやすい個性的なものではなく、誰からも好かれそうなものが採用されているのが特徴です。

そのため、何らかの事情で手放すことになっても売却しやすいのがメリットです。

【3】建売住宅の10つのデメリット

建売住宅のメリットだけでなく、以下10つのデメリットについても見ていきましょう。

1.品質の確認が難しい
2.間取りに不満がある場合も
3.使わない設備が付いている
4.設備を追加すると必要以上にコストがかかる
5.外観・内装デザインを決められない
6.施工会社を選べない
7.長く住めないこともある
8.増改築が難しい
9.施工会社との関係性があまりない
10.販売業者によっては保証・アフターサービスがない

早速、1つ目のデメリットから紹介します。

1.品質の確認が難しい

建売住宅のデメリットの1つが、品質の確認が難しいことです。

これから建設を始める注文住宅とは違い、建売住宅は既に完成しています。

そのため、家づくりの途中の工程をチェックすることができません。

断熱材の量や設備の配線、給排水工事、接続金具の留め付け、釘の打ち方、基礎ベースの厚さ、サッシ枠の取り付け、捨てコンの有無、、、など、家づくりの細かい部分が確認できないため、手抜き工事がおこなわれている可能性もあります。

悪徳業者であれば「見えない部分だからコスト削減のために◯◯の工程を省こう」「▲▲は使わないようにしよう」など、考えてもおかしくありません。

実際、建売住宅を購入して手抜き工事の被害で困っている人は多いです。

品質のチェックができないからこそ、信頼できる業者の建売住宅を購入することが大事です。

2.間取りに不満がある場合も

建売住宅は、注文住宅のように家族の要望やライフスタイルを反映させた間取りではありません。

そのため、100%満足できる間取りではないことが多いです。

「もう少しリビングが広い方がよかった」「子ども部屋より和室の方を広くしたかった」など、どこかしら間取りに不満を持つ可能性があるため、どこまでであれば妥協できるか事前に決めておきましょう。

3.使わない設備が付いている

注文住宅であれば、施主の要望を反映して家を建てるため、自分たちの使う希望の設備だけを採用できます。

しかし、建売住宅の場合は、販売業者が決めた設備機器が採用されているため、自分たちが使わない設備がたくさん付いていることもあります。

「食器洗浄乾燥機は使わないのに。。」「浴室TVはいらないのに。。」「床暖房は必要ないのに。。」など、不要な設備があっても、その分の費用も含まれた販売価格で購入しなければなりません。

4.設備を追加すると必要以上にコストがかかる

建売住宅のデメリットの1つが、設備を追加・変更する際のコストが高いことです。

注文住宅のようにゼロから建設するのではなく、既に完成している住宅に設備を追加したり変更したりするわけなので、通常の設置工事以上のコストがかかってしまいます。

「もう1つトイレがほしい」「浴槽を希望のものに取り替えたい」など、設備を追加・変更する場合は、非常に割高なコストがかかる可能性があることを認識しておきましょう。

設備にこだわりたい方は、特に注意が必要です。

5.外観・内装デザインを決められない

外観デザインや内装デザインを自由に決めることができないのも、建売住宅のデメリットです。

注文住宅であれば、壁や床の色、建具のデザイン、外壁の素材やデザインなどをある程度自由に決めることができます。

そのため、他の住宅にはない個性的で斬新なデザインの家づくりも可能です。

しかし、建売住宅の場合は、既に建物が完成しているため、外観デザイン・内装デザインを自由に決めることはできません。

販売されている家の中から希望に近いものを選ぶ必要があります。

もし、外観デザインや内装デザインを変更したい場合は、多額のコストがかかってしまいます。

6.施工会社を選べない

どのような施工会社で家を建てるかは、優れた品質の家づくりをするためにとても大事なことです。

販売業者に問題がなくても、施工会社が勝手に手抜き工事をする可能性もあります。

マイホームは、何十年と暮らしていくものなので、信頼できる施工会社につくってもらうことが大事です。

注文住宅であれば、施工会社を比較したうえで選ぶことができますが、建売住宅の場合は、販売業者が決めた施工会社によって建てられます。

技術力が高く、真面目に仕事に取り組む業者であれば問題ありませんが、そうでない場合は最悪です。

家を実際に建てる施工会社を選べないことは、建売住宅のデメリットです。

7.長く住めないこともある

建売住宅は、リーズナブルな販売価格を実現するために、ローコストな部材や資材を使用していたりします。

建築基準法のレベルをクリアさえしていれば、あとはコスト面を重視して家づくりをおこなうことは少なくありません。

そのため、耐震等級3など、注文住宅の性能に比べてと劣ることも多いです。

性能や品質がそれほど高くはないため、「子供の代まで受け継いで。。」など、長く住むことは難しい場合があります。

8.増改築が難しい

建売住宅のデメリットの1つが、増改築が難しいことです。

元々の敷地面積自体がそれほど広くなく、建ぺい率・容積率の限度いっぱいで建てられていることも多いため、増改築ができない可能性があります。

将来、家族構成やライフスタイルの変化に応じて増改築をしようとした際に困ってしまうかもしれません。

事前に増改築ができるほど、面積に余地があるか確認をしておきましょう。

9.施工会社との関係性があまりない

注文住宅の場合は、施工会社を選び、何もないところから家づくりを開始し、都度打ち合わせをしたり、地鎮祭や上棟式もおこなうため施工会社としっかりコミュニケーションを取ることができます。

施工会社との関係性が構築されるため、仮に相手が不誠実なことをすれば見抜きやすいですし、入居後に困ったことが起きても相談がしやすいです。

建売住宅の場合は、既に建物が完成しているため、施工会社の人たちと関係性を築くことができません。

そのため、不誠実なことも見抜くことができませんし、困ったことが起きても気軽に相談することは難しいです。

どのような人がどんな姿勢でマイホームを建てたのか知ることができません。

10.販売業者によっては保証・アフターサービスがない

どの業者も引渡し後10年間の瑕疵担保責任はありますが、その後の保証やアフターサービスについては、業者によって異なります。

大手ハウスメーカーなどは30年〜50年程度の長期保証・アフターサービスを提供するなど、長く安心・安全が続きます。

建売住宅の販売業者の中には、瑕疵担保責任以外の保証やアフターサービスをほとんど設けていないケースもあります。

また、施工内容に不満があると、その業者に点検やメンテナンスを依頼したいとは思いません。

別に、点検やメンテナンス、アフターサービス対応をしてくれる業者を探さなければならないことがあります。

【4】注文住宅の主なメリット

注文住宅にはどのようなメリットがあるのか知ることで、建売住宅とも比較がしやすくなります。

ここでは、注文住宅の代表的な以下6つのメリットについて見ていきましょう。

1.デザイン、間取りなど自由度が高い
2.こだわりを表現したオリジナルの家づくりができる
3.施工会社を選ぶことができる
4.必要な設備だけ採用できる
5.工事の過程をチェックできる
6.将来的な増改築・リフォームも安心

それでは、1つ目のメリットから紹介していきます。

1.デザインや設計の自由度が高い

注文住宅のメリットの1つが、デザインや設計の自由度が高いことです。

既に建物が完成している建売住宅とは違い、注文住宅は施主が打ち合わせ段階から参加し、要望やライフスタイルを反映させた家づくりができます。

デザインや設計の自由度が高いため、自分たちの思い描く外観デザインや将来を意識した間取りづくりなどが可能です。

2.こだわりを表現したオリジナルの家づくりができる

「せっかくマイホームを持つのであれば、他と同じような家は嫌だ」「とことんこだわった家づくりをしたい」という人も多いのではないでしょうか。

販売業者が考えるデザイン・設計で建てられる建売住宅では、個性やこだわりを表現するのは難しいです。

しかし、注文住宅であれば、他の家とは被らない、自分たちのこだわりを表現した家づくりが可能です。

外壁を派手な色にしたり、カフェ風のデザインにしたり、西海岸風の内装にしたりなど、自分たちの要望を詰め込んだマイホームを建てることができます。

一生で最も高い買い物だからこそこだわりたい!という人も満足できます。

3.施工会社を選ぶことができる

建売住宅の場合は、契約段階で既に建物が完成しているため、施工会社を選ぶことはできません。

しかし、注文住宅の場合は何もないところから家づくりをするため、施工会社を選ぶことができます。

施工会社は、実際に住む家を建てるわけなので、信頼できる業者に依頼することが大切です。

技術力や実績がない業者や、悪徳業者が家を建てると、後々欠陥が見つかる恐れもあります。

自分たちが住む家なので、施工会社を選べることは大きなメリットです。

4.必要な設備だけ採用できる

建売住宅の場合、販売業者が決めた設備が採用されています。

既に建物も完成しているため、仮に設備の追加・変更をおこなう場合は、多額のコストがかかる可能性があります。

必要ない設備が付いているうえに、その設備費用も含んだ価格で購入しなければなりません。

注文住宅であれば、自分たちが使う必要な設備機器だけを採用した家づくりができます。

「キッチンは◯◯の▲▲タイプがいい」「浴槽は深めのタイプがいい」「床暖房や食器洗浄乾燥機はいらない」など、設備機器にこだわりたい方も安心です。

5.工事の過程をチェックできる

建売住宅の場合は、既に完成していることもあり、工事現場をチェックすることができません。

そのため、基礎や壁内、床下や天井裏など、きちんと工事がされているかどうか、施主自身がチェックすることは困難です。

注文住宅であれば、基礎段階から工事過程をチェックすることができます。

実際の工事現場を見ることで安心感も得られますし、手抜き工事を防ぐことにもつながります。

6.将来的な増改築・リフォームも安心

建売住宅の場合、建ぺい率・容積率の限度いっぱいで建てられていることも多いため、家族構成やライフスタイルの変化に伴い増改築・リフォームをしようとしても難しい可能性があります。

また、構造上、増改築・リフォームが難しい設計になっていることもあります。

しかし、注文住宅の場合は、将来的な増改築・リフォームを見越して最初から設計・デザインすることができるため、必要なときにはスムーズに対応が可能です。

「子どもが大きくなったら子ども部屋を。。。」「ゆくゆくはリビングを広く。。。」など、増改築・リフォームを検討している方にはメリットが大きいです。

【5】注文住宅の主なデメリット

注文住宅には上記のようなメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

これらのデメリットもしっかりと把握をすることで、自分に合った家選びがやりやすくなります。

ここでは、注文住宅の主なデメリットについて見ていきましょう。

1.入居までに時間がかかる
2.資金計画が立てづらい
3.完成後のイメージがしづらい
4.建築費用が割高
5.土地探しが必要

それでは、1つ目のデメリット「入居までに時間がかかる」から紹介します。

1.入居までに時間がかかる

注文住宅のデメリットの1つが、入居までに時間がかかることです。

建売住宅の場合は、契約をすればすぐに入居することができます。

そのため、「子どもの新学期が始まる前に」「単身赴任・転勤になるから」など、ライフステージの変化にも素早く対応することが可能です。

しかし、注文住宅の場合は、土地探し・業者探し・打ち合わせ・着工・竣工など、多くの過程を経て入居となります。

打ち合わせを開始して、入居までに1年程度かかるケースもあるため、すぐに入居することは困難です。

ライフステージの変化に間に合わせたい場合は、かなり前から計画的に進めておく必要があります。

2.資金計画が立てづらい

建売住宅の場合は、既に建物が完成しているため、建物代と土地代が変わることはありません。

想定額の出費が出にくいため、資金計画が立てやすいです。

しかし、注文住宅の場合は、途中で想定外の出費が発生することは珍しいことではありません。

そのため、「完成したら、当初考えていた資金計画をオーバーしていた」ということが起こってしまいます。

資金計画がオーバーしてしまうと、毎月の住宅ローン返済が高くなるなど、入居後の家計を圧迫してしまう可能性があります。

3.完成後のイメージがしづらい

完成後のイメージがしづらいのも注文住宅のデメリットの1つです。

建売住宅の場合は、建物が既に完成しているため、実際の外観や内装、広さや雰囲気、日当たりや風通しなどを確認したうえで購入できるため、「イメージと違った」ということが起こりにくいです。

注文住宅の場合は、施主の要望やライフスタイルを反映させたオリジナルの家であるうえに、パースやCG、過去に業者が建てた家などでしか判断ができないため、「思っていたものと違った」となる可能性があります。

できあがるまで全容を確認できないため注意が必要です。

4.建築費用が割高

注文住宅は、設計段階から施主の要望が入り、何度も打ち合わせをおこないます。

建具や設備、外壁、屋根など、その家のためだけに仕入れたりしますし、工期も長めです。

そのため、工期が短く設備機器等を大量仕入れする建売住宅と比べると、どうしても建築費用が割高になってしまいます。

建売住宅と注文住宅では価格に差がありますので、できる限りコストを安く抑えたい人にとっては、価格が高いことは大きなデメリットです。

5.土地探しが必要

建売住宅の場合は、建物と土地がセットで販売されているため、土地だけを探す必要がありません。

注文住宅の場合、まず土地探しをおこないます。

しかし大抵の場合、希望条件を満たすような土地はすぐには見つかりません。

そのため、時間をかけて土地探しをするか、条件をいくつか諦めるなど妥協することが必要になってきます。

ある程度の予算がないと立地のよい場所で土地を購入することはできないため、新規開発地として売り出されている建売住宅の方が利便性がよい場合も少なくありません。

まとめ

今回は、建売住宅のメリット・デメリットを中心に、注文住宅との価格の違いなどについて紹介いたしました。

建売住宅は、注文住宅にはないメリットや特徴がたくさんあります。

すぐの入居を考えている方や住宅コストを抑えたい方、実物を見て判断したい方は、ぜひマイホームとして建売住宅を検討してみるといいでしょう。

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