三浦工務店は、1962年創業し翌年の1963年に設立された50年以上の歴史を持つ建築会社です。
歴史は古いのですが、他の工務店に比べれば規模の小さい工務店と言えます。
そんな中、三浦工務店では注文住宅から商業・生産施設、病院・福祉施設、公共・教育施設など大小の建築物、また社寺建築までを一手に引き受けています。
それでは三浦工務店をもっと知るために、三浦工務店の特徴や坪単価、評判を詳しく見てまいりましょう。
また、本文に入る前にあなたに一つ質問をさせてください。
「ハウスメーカーを選ぶ際に最も大事なことは何だと思いますか?」
もちろん正解は一つではありませんが、私は「しっかりとハウスメーカーの特徴や違いを理解し、比較・検討した上で絞り込むこと」だと考えています。
住宅業界で働いた経験があるような人以外は、ハウスメーカー毎にどういった違いがあるのか理解している人は少ないはずです。
それぞれの会社の坪単価やデザイン性の違い、耐震性や気密性・断熱性、購入後のアフターフォローに間取りの自由度、木造なのか鉄骨造なのかなど違いは多岐に渡ります。
事前にしっかりと情報収集を行わずに、いきなり住宅展示場等に足を運び、フィーリングで依頼するハウスメーカーを決めてしまう。
このような人は、「もっと自分の条件にあったハウスメーカーがあった・・・」と後から気づき、一生後悔するような羽目になります。
マイホームは人生でもっとも大きな買い物です。面倒だからといって事前の下調べや比較・検討を怠ることは絶対にやってはいけません。
ネットでの情報はもちろんのこと、より一次情報に近い信頼性の高い情報に多く触れるようにすることで、ハウスメーカーを選ぶ目が養われていきます。
またハウスメーカーの多くは、無料でカタログや資料請求ができるので、少しでも気になった業者からは積極的に資料を取り寄せるようにしましょう。
(カタログや資料の中には、Webサイトには掲載されていないより具体的で有益な情報が掲載されています。)
最初のころはどのハウスメーカーもそれぞれよく見えるのですが、情報を仕入れていくにつれ、それぞれの違いや自分にとっての良い・悪いが分かるようになるので。
ただし、何社ものハウスメーカーにいちいち資料請求をするのは、面倒ですし手間がかかるもの。
最近ハウスメーカーを選ぶ人の中で主流になっているサービスが、東証一部上場の「LIFULL HOME’S」が提供している「無料カタログ一括請求サービス」です。
0からハウスメーカーを絞り込まなくても、予算やローコスト住宅などのテーマ、建築予定のエリアを選ぶだけで、条件にあったハウスメーカーがピックアップされます。
利用料はもちろん無料ですし、資料請求をしたからといって、迷惑でしつこい営業に悩まされる心配もありません。
少しでも気になったハウスメーカーがあればひとまず資料を請求してみることで、最初は考えてもいなかったハウスメーカーの中に、自分の条件とぴったりマッチした出会いがあることも多いです。
大手や地場の工務店などの先入観を取り払い、フラットな目線でいろいろな情報を取り入れてみてください。
しっかりと比較・検討を重ねた上で依頼したハウスメーカーであれば、間違いなく依頼後も納得がいくはずです。
スマホやPCから3分もあれば依頼ができるので、ほんの少しの手間を惜しんで、一生後悔するようなことの無いようにしてくださいね。
それではここから、本文に入っていきましょう。
よく読まれてるおすすめ記事ハウスメーカーランキング2021〜住宅メーカーの坪単価や評判と宅建士が教える選び方
三浦工務店の間取りや外観6つの特徴
それでは三浦工務店にはどのような特徴があるのかを見て見ましょう。
充実の事業計画サポート
三浦工務店では相談、プランニング、収支計算を無料で行っています。
先ずは土地建物について親身に対応し、基本プランや見積もりを行います。
お客様の要望に応えるよう設計・施工を行った後は、施工担当者が定期的な点検や適切な修繕プランを提供するというものです。
三浦工務店のお客様本位という強いこだわりのもと、1つ1つを丁寧にサポートします。
グッドデザイン賞受賞に貢献
三浦工務店においてデザインの追及にも力を入れていることが窺えます。
高い技術で難易度の高い施工にチャレンジしていくという姿勢を強く持ち、これまでに5回グッドデザイン賞を受賞しています。
中でも2017年度のグッドデザイン賞を受賞した「House Ⅰ」はメディアや雑誌でも多く取り上げられた自信作です。
外観がスタイリッシュで、上空から見ると2つの建物が屋上デッキテラスを挟んで繋がっているという斬新なスタイル。
エントランス、内観と自然な光が射し込む明るさが印象的です。
では、これまでの残り4回のグッドデザイン賞受賞作品も解説しましょう。
2014年度のグッドデザイン賞に輝いたのは、プラザレジデンス9。
鉄骨造の3階建てで、外観は近代的ではあるのですが色合いがモダンで外壁のデザインも特徴的。
2010年度のグッドデザイン賞受賞作品はalp(アルプ)。
壁式鉄筋コンクリート造で地上3階建て、地下1階。外観からして一般的な四角いイメージではなく、三角を用いた変形型。
なので掲載されている内観の写真でも1つ1つ部屋が真四角ではないというのが変わっています。
キッチンは驚きの変形壁で目隠しが成されており奇抜。面白い造りのalpです。
2009年度グッドデザイン賞を受賞したのはデュオコート大井。
鉄筋コンクリート造の3階建てです。
こちらは至って普通のビルという外観。ですが、光を取り入れる窓が2面に渡って設けられているのが特徴。
角の部分までガラスとなっていますので、開放感溢れ、事務所として使用する場合も明るくオープンで快適な空間になるだろうということが伝わってきます。
最後に2008年度グッドデザイン賞受賞作品は、プラザレジデンス8。
鉄筋コンクリート造の地上10階建て、地下1階。
狭い敷地を縦に利用したというのが外観から見て取れます。
スリムな建物がひと際目を引く建物です。
また、階段にLED照明がはめ込まれ、天井の照明も明るく美しいエントランスが光ります。
品質・環境の認証取得
三浦工務店は、品質や環境マネジメントも徹底して取り組んでいます。
国際標準化機構(ISO)が1987年に制定した国際規格、ISO9001(品質)を取得していますし、ISO14001(環境)をも続いて取得。三浦工務店における環境方針を表す証しです。
三浦工務店で扱っている建築物は、個人住宅を始め施設や社寺と言った公共のもの。
だからこそより環境での負担がお客様にかからないようにという配慮が強いと言えますし、ここにも三浦工務店のこだわりを見ることが出来ます。
強い免震構造
三浦工務店が扱う免震装置は、アメリカの工場で作られていおりそこで厳しい検査を経て現場へと運ばれます。
この免震装置は建物の基礎に取り付けられ、建物の揺れを低減する役割を果たすもの。
建物の揺れを極力抑えることで建物の損壊や家具の転倒などが起こらないようにしていく工法なのです。
具体的に三浦工務店では、鉛入りの積層ゴムが採用されています。
上下の揺れには硬く、横揺れには柔軟に対応、鉛のダンパーの変形作用によって地震エネルギーを吸収するのです。
地域密着型
三浦工務店は創業以来、地域に根付いた活動を実践しています。
自治体や商店街、町内会などのイベント参加や学校への楽器の寄付も積極的に行っているのです。
例えば、2017年に足立区の中学校へ音楽教育支援のために楽器を寄贈。
足立区から感謝状を贈呈されたり、各学校の生徒や先生からお礼のメッセージを多数いただかれています。
また、タートルマラソン国際大会(in足立)に毎年協賛している三浦工務店。
2018年に行われたタートルマラソン国際大会では、三浦工務店としてバリアフリー選手控室と荷物預かり所の2か所にテントを設置しています。
三浦工務店は本当に地域での身近なところでは、地域行事である盆踊りにて櫓やテントを設置して参加と、工務店のメリットは地域での存在感が大きいということでしょうか。
三浦工務店も地域貢献をしっかりと果たしているのです。
匠の技が光る社寺建築
三浦工務店では、木造建築にも力を入れており、伝統的な神社・仏閣には特に高い技術力が必要です。
そこで三浦工務店の技術の高い匠の技が発揮されるというもの。
さまざまな場所での神社・仏閣の新築・改修を支えている三浦工務店。
三浦工務店の公式サイトにおいて、面白い動画があります。
神社の曳屋工事の様子を見ることが出来ます。
建物の移動というのは大変珍しいですから、ご興味のある方は是非ご覧になって下さい。
見て頂くとお分かり頂けると思うのですが、建物をそのままの姿で何メートルも移動させるというのは至難の業。
そのことを三浦工務店はあっさりと出来てしまうところが誇れる技術力である証しです。
三浦工務店の注文住宅の坪単価や平均相場はいくら?
三浦工務店の注文住宅の坪単価は、30万円~40万円と言ったところ。
工務店の坪単価とすればごく平均的な坪単価と言えるでしょう。
また、大手ハウスメーカーからすれば安い方の部類に入ります。
何故大手のハウスメーカーが高いのかと言えば、CMに力を入れる広告費や住宅展示場、モデルハウスの費用、営業担当の人件費などが挙げられます。
三浦工務店は広告費もかけていませんしモデルハウスも設置されていないので、その分坪単価が安く出来るのかも知れません。
三浦工務店は値引きやキャンペーンはしているの?
三浦工務店での値引きやキャンペーン情報は残念ながら見かけませんでした。
大体がハウスメーカーや工務店では基本値引きは行っていないのが当たり前。
その中で他社との競合を図ったり、営業担当者との値引き交渉を粘り強く続けることで目出度く成立という運びになることもあると。
三浦工務店の場合、全く値引きについては分からないので駄目で元々ですし、少しでも値引き交渉が出来ればラッキーくらいの気持ちでいる方が良いでしょう。
三浦工務店のカタログを資料請求する方法
三浦工務店での公式サイトにおいて、カタログ資料請求の欄はありませんでした。
全てはお問い合わせフォームから電話かインターネットにて聞いて頂くことになります。
三浦工務店の注文住宅は完成するまでどのくらい期間がかかる?
三浦工務店の注文住宅での工期についてもあまり記述が見当たりませんでした。
なので一般的な工務店としてここではご紹介。
ハウスメーカーよりも工期が長くかかるのが工務店と言われています。
ハウスメーカーでは2ヶ月~4、5ヶ月ですが、工務店は5ヶ月~6ヶ月以上と長くかかるのです。
工期の短いハウスメーカーでは自社工場を有しており、工場で組み立てて現場に運ぶということが出来るので工期が短縮されるという訳。
工務店、特に小規模な工務店では工場を持っていないので、現場で全てを熟さなければならずそのために工期が長くなってしまうのです。
三浦工務店の注文住宅も照らし合わせれば半年以上の工期と見て良いでしょう。
三浦工務店の注文住宅の実例はどこでみる?
三浦工務店の注文住宅の実例としては、新築事例の項目内の個人住宅で見ることが可能。
37件の注文住宅の事例が掲載。
外観は必ず写真にありますのでどのような外観かが一目で分かり、後は内観の主な部分を1~3枚程度で見ることが出来るようになっています。
説明は建物の概要にとどまってはいますが、三浦工務店の注文住宅での外観が知りたい方には十分参考になることでしょう。
三浦工務店の良い口コミと悪い評判
具体的な評判と言って書き込みが見られない三浦工務店ですが、住宅サイトによる評価としては三浦工務店の技術力の高さを強調しているものが多く見られました。
やはり注文住宅や集合住宅だけでなく、大小の施設建築、社寺建築には高い技術力なくして出来ませんので、その点が三浦工務店の強味と言えます。
また、品質・環境に力を入れていることも評価が高い傾向が。
三浦工務店での悪い評判は調べた中では見当たりませんでしたので、ここでは三浦工務店の評価は総合的に判断して高いと位置付けます。
三浦工務店の住宅展示場やショールームはどこにある?
三浦工務店は東京都足立区に本社を持ち、東京・千葉・埼玉・秋田に支店を構え東京・千葉・埼玉を中心に展開しています。
間違えやすいのは三浦工務店にてショールームで登場する三浦工務店は、福岡を拠点とした創業から30年以上の同名の工務店があること。
足立区を拠点とするこちらの三浦工務店は、特に住宅展示場やショールームという記載はなく、会社案内として本社、支店が紹介されているのみです。
詳しいことを知りたい場合は、直接本社や支店に足を運ぶか、三浦工務店の公式サイトのお問い合わせから聞くしか方法はなさそうです。
三浦工務店は建売住宅の販売も行っている?
三浦工務店では建売や分譲と言った表示はありませんので、販売は行っていないとここでは結論付けます。
最初に記述した通り、三浦工務店は、各施設や社寺建築を扱っており、またさまざまな改修工事も数多く手掛けているのです。
三浦工務店で注文住宅を建てた人のブログ
三浦工務店で注文住宅を建てた人のブログということなのですが、いろいろ調べても掲載がありませんでした。
そこで三浦工務店の公式ブログというのがありましたのでそちらの方をご紹介しましょう。
三浦工務店公式ブログ
三浦工務店の公式ブログではメディア情報から各施設ジャンルでの受注や竣工、完成報告など情報満載です。
その中に注文住宅ということで言えば、カテゴリーとして個人住宅というのがあります。
やはり個人住宅の竣工報告や後はメディアで放送・放映されたというもの。例えば、皆さまよくご存知の「渡辺篤史の建もの探訪」。
三浦工務店が施行した「House Ⅰ」が放送されたという紹介です。
また、少し前になりますが2011年には「ガイアの夜明け」にて三浦工務店が施工したAY邸が放映というのもありました。
三浦工務店でキャンペーンなどは見当たらなかった訳ですが、こちらの三浦工務店の公式ブログ内でこんな記事も発見。
平成30年お客様感謝の集いというもの。
二部構成でお客様への感謝の集いが帝国ホテル東京で盛大に行われたと掲載されていたのです。
ということで以前の記事を辿ってみますと毎年行われているようで、お客様を大事にする三浦工務店の思いを見ることが出来ます。
三浦工務店のアフターサービスや保証内容について
三浦工務店での注文住宅の情報が少ないために三浦工務店での総体的なアフターサービスということでここでは触れておきます。
三浦工務店がモットーとする「技術であらわす感謝の気持ち」を軸に、施工からアフターサービスまで誠心誠意、徹底していくことは確かです。
電話かお問い合わせフォームから緊急時はもちろん、家のことならいつでも何でも気軽に相談が出来るので安心。
まとめ
三浦工務店での注文住宅としての情報は少なくなってしまいましたが、三浦工務店はどのような工務店なのかという一端はお分かり頂けたのではないでしょうか。
リフォームも多く手掛ける三浦工務店では、リフォームについての評価が高い口コミを見ることが出来ましたし、担当者の親身な対応も好感度大です。
地域密着型なので仕方ありませんが、東京中心とした狭い範囲の営業はもったいない感も受けました。
ですが、三浦工務店はモットーの通り、お客様への感謝の気持ちを技術で表しています。
これからもお客様本位で、三浦工務店は発展し続けることでしょう。
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